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ブラジル:政策金利を0.5%引き下げ6.0%に

2019年08月02日
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    0.5%の利下げを決定

     

    • ブラジル中央銀行は7月31日の通貨政策委 員会で、政策金利を0.5%引き下げ、過去最 低の6.0%とすることを全会一致で決定しま した。市場では多くが0.25%の利下げを見 込んでおり、0.5%の利下げ幅はやや意外感 をもって受け止められました。
    • 中央銀行は、2018年5月以降、10会合連続 で政策金利を据え置いており、今回は2018 年3月以来の利下げとなりました。

    図表政策金利とインフレ率の推移

    (2015年1月2日~2019年7月31日)

    図表政策金利とインフレ率の推移

    注:インフレ率は拡大消費者物価指数の前年同月比。2019年6月まで

    出所:リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成

    • 中央銀行は声明で「最近の指標は緩やかな ペースで景気が回復する可能性を示してい る」とし、景気の回復を利下げで後押しす る考えを示しました。
    • 中央銀行は、利下げの背景として、低いイ ンフレ率も挙げています。実際、拡大消費 者物価指数(IPCA)は5月の前年同月比 +4.7%から6月は+3.4%へと低下し、引 き続き2019年のインフレ目標圏(4.25% ±1.5%)内に収まっています。
    • 中央銀行は、利下げの背景として主要国 の金融緩和にも言及しており、7月31日 には米国の連邦準備制度理事会(FRB) が0.25%の利下げを決定しました。
    • また、重要な点として、年金改革をはじ めとする社会保障制度改革の前進も、金 融緩和余地を広げています。中央銀行は 「構造的な利下げには改革プロセスの継 続が不可欠」としています。政府は本年2 月に社会保障制度改革法案を議会に提出 し、同法案は7月10日に下院本会議第1回 投票で圧倒的多数で可決され、8月上旬に は第2回採決が行われる見込みです。

    当社の見方~ブラジル市場を引き続き 有望視

    • 低い経済成長率、インフレ率の落ち着き、 社会保障制度改革の前進を背景に、中央 銀行は年内に追加利下げを行う可能性が 高いと当社では見込んでいます。
    • 当社ではブラジル株式・債券を引き続き 有望な投資対象と見ています。足元の景 気は弱いものの循環的回復局面にありま す。また企業収益は改善方向にあり、こ れが株式市場の上昇をけん引すると見て います。債券市場は相対的に高い利回り に妙味があり、引き続きインフレ率の低 位安定がサポート要因になると考えます。
    • 社会保障制度改革法案は、遅くとも年内 に成立すると当社は見ており、これは財 政再建への道を開くとともに投資家セン チメントを大きく改善すると思われます。 ボルソナロ政権は社会保障制度改革に加 え、税制改革や国営企業の民営化など引 き続き構造改革を強く推進する方針です。
    • 景気回復見通し、低インフレ、緩和的金 融政策、構造改革の前進など、ブラジル の投資環境の改善が注目されます。

     

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