当社のガバナンス
複雑な責任を伴う受託者として、HSBCグローバル・アセット・マネジメントは、強固かつ透明なガバナンス(統治)の枠組みを持つことが基本であると考えています。
当社は、各拠点に適合した現地法人を有する組織体制となっています。各法人は最終的には、世界最大の金融サービス企業の1社であるHSBCホールディングスplc(HSBCグループ)の全額出資子会社となっています。
当社の法人組織それぞれの取締役会には、エグゼクティブ・ディレクター(業務執行取締役)のほかに少なくとも1人のノン・エグゼクティブ・ディレクター(独立非執行取締役)が議長として参加することになっています。独立非執行取締役はHSBCグループ内から任命されていますが、特定の法人またはその子会社のいずれでも、ライン(業務系統)または特定の機能に関して、いかなる活動の責任者ではないことが必要条件であるため、独立していると見なされています。規制上の必要性および/または現地の最良慣行(ベストプラクティス)に適合するためにHSBCグループ外から独立非執行取締役が選任されている法人もあります。
当社のファンドおよび運用商品は、それぞれの関連法制、規制上の要件、商慣行に適合した監督組織を持っています。これらの監督組織には、HSBCグループおよびHSBCグローバル・アセット・マネジメントから独立した構成員が可能な限り参加すべきであると当社では考えています。
取締役会および監督組織構成員の任命は、実績に基づいて行われ、候補者は、客観的かつ透明な基準に適合し、多様性、とりわけ能力、経験、年齢、性別、民族および経歴の多様性の恩恵に関する正当な注意力を備えていることが求められます。
HSBCグループのガバナンス
当社は組織上はHSBCグループのリテール・バンキング&ウェルス・マネジメント(RBWM)事業の傘下にあります。そのためHSBCグローバル・アセット・マネジメントの最高経営責任者(CEO)はRBWMの世界の事業を統括するCEOの直接の指揮命令系統に入っていますが、さらにRBWMのCEOはグループ全体のCEOの直接の指揮命令系統に含まれます。当社のシニア・エグゼクティブはHSBCグローバル・アセット・マネジメントの指揮命令系統に入っていますが、それ以外に追加的な機能について関連部門の指揮命令系統にも含まれます。
グローバルな経営構造
当社の目標を実現するためには、組織が信頼できるものであり、正しい事を実行し、新しい考えを受け入れ、1つの世界的な資産運用チームとして協力できる必要があります。なによりもHSBCグローバル・アセット・マネジメントとその従業員は、倫理基準および当社の組織が基盤としている誠実性で妥協することなく、お客様およびその他の利害関係者の利益のために判断を行うことによって、勇気ある誠実性を持って行動する必要があります。
グローバル・エグゼクティブ委員会 --- HSBCの世界の経営首脳陣から構成され、当社の戦略の実行を監督することと、適切な管理の枠組みとカルチャーが確実かつ効率的に機能することに責任を持っています。多様な利害関係者のニーズを継続的にバランスさせるのに当たって、この委員会とその構成員は顧客と規制上のニーズを優先的に扱います。