ESG Essentials
ESG投資へのアクティブアプローチ vol1
ESG投資へのアクティブアプローチ Vol.1
ESG(環境・社会・ガバナンス)投資において、ネガティブ・スクリーニングは社会的責任の基準を満たさない企業を排除することを目的に早い段階で生まれた戦略の一つです。ESG投資が進化するにつれ、多くの新しい戦略が開発され、投資プロセスにおいてより積極的なアプローチが採用されるようになりました。
社会的責任投資でアクティブなアプローチをするには、企業と関わっていくことが必要であり、次のような特徴があります。
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分析・研究 企業のESGのパフォーマンスは、従来の財務指標と比較して定量化が容易ではないことが、 ESG投資の難しさでした。 |
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企業のエンゲージメント ESG投資でアクティブなアプローチを採用している運用者は、経営陣とのミーティング、現場視察、定期的なコミュニケーションを通じて企業と関わり、企業のESGパフォーマンスと改善状況を監視します。このような取り組みは、企業がESGへのコミットメントおよび目標を達成するためのポリシーを実践するよう促すことができます。 |
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議決権行使 ESG投資でアクティブなアプローチを採用する運用者は、機関投資家として、企業の経営陣にESGに関する提案を行ったり、株主総会で積極的に投票することで、企業がESG原則を遵守し、事業運営においてESGに係る慣行を改善するよう働きかけます。 |
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問題のエスカレーション 定期的なコミュニケーションで問題が解決しない場合、運用チームは企業の経営陣との交渉や、他の株主と協力してESG関連の株主決議を提出および投票することを検討します。また、当該企業の株式を売却することで問題に取り組むよう経営陣に圧力をかけることもあります。 |
HSBCアセットマネジメントにおけるESG投資の足跡
2021年7月末現在
出所:HSBCアセットマネジメント