変化に向けた新たな気候の創出
気候に対するコミットメント
気候変動への対応の一環として、より持続可能な金融システムを追求する上で、他の資産運用会社およびステークホルダーと協働するべく尽力しています。これには一連の努力が必要です。
当社は、2021年7月、ネットゼロ・アセットマネジャーズ・イニシアチブ(NZAM)に署名し、低炭素経済への移行を積極的に推進する上で、より重要な役割を果たすことを目指しています。また、この合意は、気候ソリューションの開発によってネットゼロへの移行を支えるという当社の道筋を加速させるものです。まず、全運用資産の38%を占める上場株式と社債のポートフォリオでネットゼロの達成を目指します。これは、ポートフォリオのスコープ1および2の温室効果ガス排出量を2030年までに58%削減することで達成されます。当社の最終的な目標は、遅くとも2050年までに全運用資産でネットゼロを達成することです。
これは当社の取り組みの最新段階に過ぎません。当社は、クライメート・アクション100+が2017年に設立されたと同時に参画しており、気候への影響を軽減するために、どのように必要な行動をとるかについて、世界的に温室効果ガス排出量が多い企業と対話してきました。また、2019年に設立されたワンプラネット・アセットマネジャーズ・イニシアチブにも署名しました。これは、主要なソブリンウェルスファンドと資産運用会社が、長期的リターンの向上を目標として、大規模かつ長期的な資産プールの運用に気候変動問題のインテグレーションを促すために協力する取り組みです。
2022年9月には、当社は新しい正式な一般炭に関する投資方針(サーマルコール・ポリシー)を導入することで、一般炭への投資を段階的に廃止することをコミットしました。
当社の目標は、2030年までにEUとOECD諸国の石炭火力発電と一般炭採掘企業を、2040年までにその対象を全世界に広げて、アクティブファンドからこれらの企業を除外することです。また、移行計画が不十分な企業に対しては、経営陣との直接的なエンゲージメントを強化していきます。
1. モントリオール炭素公約は2023年にクローズしました。HSBCアセットマネジメントはクローズされるまでの年次ディスクロージャーを作成しています。詳細情報についてはPRIのウェブサイトをご覧ください。https://www.unpri.org/sustainability-issues/climate-change/montreal-carbon-pledge-is-now-closed