インベストメント・マンスリー(2025年6月)
2025年06月17日
投資戦略の主なポイント
- 政策の不確実性の高まりと関税の応酬により市場のボラティリティが上昇しており、2025年に市場が不安定な状況に直面する可能性が高いと考える。
- 米国における最近の株安・債券安や米ドル安は「米国例外主義」の終焉と「EAFE*例外主義」への移行を示唆している。 *EAFE:欧州(Europe)、オーストラリアやニュージーランドなどを意味するオーストラレーシア(Australasia)、極東(Far East)における先進国を指す
- 債券の売りを通じて財政規律の緩みに警鐘を鳴らす「債券自警団」が復活。米国における「永久的な赤字」への懸念が米国債のボラティリティを高め、分散投資手段としての信頼性に影響を与えている。
- 債券と株式の逆相関関係が弱まるなか、ポートフォリオにおける分散化に向けた新たな手段を見出すことが重要と言える。新興国市場においては、各国・地域の株式パフォーマンスにて非相関が見られる。プライベートクレジット、ヘッジファンド、ディフェンシブな実物資産などのオルタナティブ資産への分散投資は、ポートフォリオの耐性を高めることが可能と見ている。
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